ロジウム回収_ロジウム廃棄物とロジウム黒触媒から金属ロジウムを回収する方法

ロジウムを回収する方法による背景とロジウムの発生源：

これまで、ロジウムの抽出、濃縮、精製のために、いくつかの異なる方法が採用されてきた。ロジウムの主な源には、その鉱石や地球から採掘され、いずれかの天然形態のロジウムを含む他の材料が含まれている。ロジウムの二次源には、廃棄触媒材料、白金/ロジウム熱電対合金、電気接点など、他の目的のために使用されていたロジウムを精製できるすべての材料が含まれている。一次源からロジウムを回収するために、鉱石は一般的に破砕され、微粉砕され、次いで浮選と磁気法で処理されて硫化鉱物を分離する。これらの硫化物はさらに分離され、白金金属の大部分を含むニッケル精鉱が生成される。銅を選択的に除去し、硫黄の酸化を制御して白金金属を不純物として含むニッケルを残す。このニッケルは電解精製され、白金金属は陽極泥から回収された。陽極泥の処理には、白金族金属をそのイオン溶液に変換する方法が必要である。

ロジウム廃棄物とロジウム黒触媒中の金属ロジウムの回収方法の2つの例示的なプロセス：

1、十分に攪拌しながら、ロジウムブラック5.0 gを食塩（塩化ナトリウム）50 g、リン酸40 g、硫酸100 gを含む水溶液1リットルに懸濁した。電極として白金めっきチタン陽極と鉛陰極を用い、陰極と陽極の面積比は約1対1、陽極-陰極間隙は約3インチである。電解プロセス全体にわたって溶液を加熱し、90℃に維持した。3アンペアの電流を60分間溶液に通し、次に溶液を濾過し、そのロジウム含有量を分析した。分析によると、この溶液は1リットル当たり0.63グラムの金属ロジウムを含有している。電解工程が完了すると溶液が赤くならなくなるまで、この工程を繰り返します。陰極を硝酸に溶解し、残留ロジウムを回収し、熱ギ酸沈殿により電解液から回収したロジウムと結合する。回収されたロジウムの総量は4.88グラムであった。

2、調製された電解質は1リットル当たり100グラムの硫酸、1リットル当たり60グラムの塩化ナトリウム、1リットル当たり30グラムの亜リン酸を含む。電極として白金めっきチタン陽極と鉛陰極を用い、陽極と陰極の表面積比は約1対1である。陰極の表面積は約0.9平方フィートである。電解中の溶液温度は90℃に維持され、カソード電流密度は5アンペア/平方フィートであった。98%を超えるβ アルミナの粉末状自動車触媒材料1000 gを溶液中に懸濁させながら、固体材料の大部分を懸濁するために十分に攪拌した。2時間後に電解を停止し、実施例Iに従って陰極及び電解質溶液を処理した。ロジウム2.1グラムを回収した。

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